ところが、この統計的な補正については、論文をひとつ引用しているだけで、背景にある考え方や具体的な方法の説明がまったくなく、不親切です。
また、65歳以上のカナダ国民をランダムに選んだ、いちばん最初の調査を行った時期も、論文中には記載がありません。
内容にも形式にもあらが目立つこうした論文が、「ニューイングランド」誌に掲載されるのは、すこし意外な感じがします。
「痴呆患者の生存期間が、これまで考えられていたよりもずっと短い」という、結果のインパクトが、(正しいかどうかは別にして)大きいためでしょう。
環境ホルモンと、男性生殖機能の障害や女性乳がんについての最近の研究状況を、テキサスA&M大学の研究者がまとめて、米国環境保護庁が出版する「環境保健パースペクティブ」2000年6月号に報告しています。
この研究者は、1995年の同誌にも、同様のまとめを報告しています。
その後の研究の進展を取り入れ、あらためて今回まとめを行いました。
全体として、ヒト生殖機能に対する環境ホルモンの影響について、最近の研究ではむしろ否定的な傾向が強まっていることを指摘しています。
個々の健康障害ごとに、簡単に紹介します。
この問題の発端は、精子数に関する61の研究をまとめ、過去50年間に精子数が減少している可能性を指摘した、1992年の「英国医学雑誌」の報告だ。
しかしその後の研究では、精子数が減ったとするものもあるが、大きく変化していないとするものもある。
米国での29の調査をまとめた報告では、過去60年間の精子数は変化していなかった。
同じ国や同じ施設での調査でも、精子数の平均値はサンプルによって大きくばらつく傾向があることが分かってきた。
1992年の論文を発表したグループからは、コペンハーゲンの精子バンクを調べたところ、1977年から1995年の間に、精子数はむしろ増加していたという研究結果が、1999年に報告されている。
尿道下裂と停留精巣(停留畢丸)の発生率の国際的な動向を調べた1999年の研究によると、1984年以前は、どちらの疾患の発生率も、地域により増えたり減ったりして一定しない。
しかし1985年以降についてみると、尿道下裂の発生率は上昇しておらず、停留精巣の発生率はほとんどの地域でむしろ下がっている。
精巣がんは若年男性に多く、出生前の胎内環境の影響が考えられてきた。
人気のCAD 設計の情報を探しているなら一度訪れて欲しいCAD 設計に関して紹介します。